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  • 執筆者の写真宇野 重起

病院事務方勉強会(医学知識編)

病院の事務組織は、根拠のない底辺意識を持っていることが多い。なぜ、このような意識、気持ち、感覚になるのか?日々行っている業務内容は決して簡易なものではない。診療報酬請求に関する様々な知識や経験が必要になることから、もっと評価されても良いのでは?評価してほしいと思う事務方職員は多いはずである。しかし、よくよく考えてみれば、上記のような請求業務やそれに付随する業務は、部署としてやって当然のものであって、改めて新たな評価対象になるかと言えば、答えはNo.と言わざるを得ない。

事務方以外の医療職者が院内で何を共有して結ばれているか?答えは「医学知識」である。医師も看護師も薬剤師も検査技師も放射線技師も皆、医学知識を持って業務に当たっている。中には医師と同等の臨床診断ができる医師以外の職種も多く存在している。経験的知識による部分であったり、自ら学んで医学知識を補完したり、部署内で勉強会を以て知識を共有したり、色々な手法がとられている。このような医師以外の医療職者の医学知識は各職種の本来業務遂行の上でも必要なものであるからこそ学びを深めているとも言える。では…事務方はどうか? 請求業務や材料管理に関する各職種は、その業務の特性上医学知識を必要としないのか?医学知識がなくてもいいのか?と言えば、けっしてそのような答えにはならない。請求業務をする上で、検査本等を見れば直ぐに必要な情報を得ることはできる。しかし、これらは全て「点」の知識でしかなく、他の医療職者が持つような体系的な知識としてのものではない。

このような、事務方が理解していた方が良いと思われる自院で取り扱っている疾患に関する医学知識にフォーカスして学びの場を提供するプログラムである。最低でも、自院の標榜診療科に対する医学知識は必要であり、そのような知識を持つことで医療職者の会話が何を話しているのかが理解でき、朧気ながらでも、会話の中から情報収集ができる…このような取組は、事務方の評価を上げる良いチャンスにもなる。いつも底辺で、怒られてばかりで、クレームの受皿で、認めてもらえない立場から脱却し、新たな知見をまとって業務に臨んでほしい…そんな期待に応えるためのプログラムである。

医師が教えることが最善であることは言うまでもない。しかし、医師の働き方改革の問題や、医師が解説すると難しくて理解に繋がらなかったり自前で行う取組としてはハードルが高かったりもする。

そんな想いに答えるべくUMM&C代表が、解りやすく色々な疾患について総論的に解説を行うものである。



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